Erfahrung
prosaic days
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
眼鏡
眼鏡を替えた。
高校のときからずっと同じものをつかっていたから、踏ん切りがなかなかつかなかったが、寝る前にたたんだだけでねじが外れたので観念した。

異性の友人と眼鏡屋に行って、相談しながら決めていたら、夫婦と間違われた。
もうそれくらいの歳には見えるのだな、ということと、
眼鏡屋に連れだって来る友人は少ないのだろうか、ということを思った。
前回も同じ人と同じ店に行ったのだが。

読んだり書いたりすることが生活の中心になりがちなものだから、眼にはずいぶん無理をさせている。
慣れなくて大学からの帰り道を眼鏡なしで歩いてみたら、輪郭すらはっきりしない。驚いた。
このままキープできるのか、それともこのペースで見えなくなっていくのか。
老眼というものも待っている。待ったなしだ。
まったくの健常者などではないのだ。だれも。

好き勝手に乱読しているが、外国語を混ぜないとまずい。
100周年なのでideasも今年中に読み終えたい。

目が疲れているとすぐに眠くなってしまう。いや、それはいい。
朝が問題だ。
前日の寝た時間を覚えておけば、早起きもためらわずにできるだろうに。
覚えよう。
弱さと優しさ aiko「星電話」と「beat」について
aikobotが(偶然?)続けて流した二つの歌詞は密接に関係している。
https://twitter.com/aikobot/status/347656162902151168
https://twitter.com/aikobot/status/347686366840233984

「星電話」と「beat」はどちらも失恋の歌であるが、別れに納得できているかどうかという点で異なる。
「星電話」は別れてから時間が経っているが納得しておらず、「beat」はまさに別れの日のことを歌っているがすでに納得している。

この違いは「優しさ」の理解の差異を導く。

「星電話」では「あなたを想い出すと どうしても優しい顔ばかり」と言われる。想い出されたあなたは付き合っていた頃の「強い」あなたに他ならず、この優しさは強い人の優しさである。別れる段になって「君を幸せに出来なかった」と言われてあたしは初めてあなたの弱さを垣間見たが、「星電話」では「気がした」という程度の認識に留まっている。

これに対して、「優しい世界の始まり 誰も今のあなたを責めたり出来ない」と言われる「beat」では、あなたの弱さは十分に理解されている。あなたはあたしに気づかれないように「泣いている」のであり、あたしはそれを「解らないふりして」話すことにする。しかし、あなたが弱くてあたしが強いという風に逆転したのではない。

aikoにおいて、あたしが自らを強いと感じるのは恋が絶頂にあるときだけである。「beat」では「こんなあたし」と言われるように自らの弱さを自覚している。それゆえ「beat」の言う「優しい世界」とはあたしとあなたの両方が弱い世界のことである。

「beat」と同様別れに納得した後を歌う「陽と陰」では「世の中に強い人なんていない」と言われる。ここでaikoに珍しく「世の中」が視野に入っているのは、この別れの原因が「あの子」という第三者にあるからであり、あたしもあなたもあの子もみな弱いという理解に至っているからである。別れに納得がいったあたしには、すべての人が弱さを抱えていることが理解されている。そこには敵も味方もいない。

あたしが優しい世界を生きる「beat」において「今のあなた」と言われるのは偶然ではない。あたしが世界と結ぶ関係は変容し、世界はそのつど生成するかけがえのないものとして現れる。「毎日通った道 噛みしめる様に歩いた」という部分はこれを示唆している。「今のあなた」とは単に別れを決意したあなたではなく、そのつど新しい表情をもってあたしに現れるあなたでもある。そのときあたしはあなたの弱さを理解し、配慮できるようになる。

逆に、「星電話」の二人が別れる前には、あたしはあなたの弱さを見なかったし、それゆえおそらくは優しくもなかっただろう。そのときあなたは完成した人物であり、あたしの配慮を必要とするようには見えなかったはずだ。

「beat」の歌うような、あなたもあたしも弱いのだと気づいた後の優しさとは、完成した人間など存在せず、人はたえず変わりうるということを踏まえた優しさである。「今のあなた」が見逃すことのできない大切さを得るのはそのためである。


弱い人の弱い人への優しさは別れによってしか得られないのだろうか? 「ホーム」は別の可能性を示唆している。「もう忘れない様に」「もう離れない様に」という言葉はここでも別れの危機があったことを匂わせているが、二人は別れずに済んでいる。しかしあたしは二人の弱さを理解しており、関係がいつでも壊れうることを知っている。「大切なものにあたし達は何度か出逢う」の「何度か」は「何度も」に決して置き換えられない。大切なもの(それは二人で初めて見た赤い星であったり待ち合わせのホームだったりする)はいつでも完備されているものではなく、そのときその場限りのかけがえのないものである。

そのように世界が現れることと優しさはここでも関係している。「一緒に優しさのカケラも落とさぬ様に」と言われるのである。

そして、あたしとあなたがお互いの弱さを知ったうえで恋をする「ホーム」においてこそ、「あいしてる」という「とりとめのない言葉」はその真正な意味を獲得する。弱く不安定な二人、獲得した優しさもいつか見失ってしまうかもしれない二人には、永遠の愛を完成させる決定的な手段はない。可能なのはただ、意味を確かに伝えるかどうか分からない言葉によって、そのつどたえずお互いの気持ちを確認し続けることだけである――「明日話そうね」。

テーマ:女性アーティスト - ジャンル:音楽

1/9 社会
去年はたくさん書くとか新年に宣言した気がするのになあ。
自分一人で続けるということが私にはどうしても難しい。
ある種の生き方にとっては致命的なのだろう。
どうしたものか。

今年は四回発表をするつもり。
10月から後は修論に集中したいので、その前までに。
1月、2月、6月、9月。
外国に行くのはやめておこうかなあ。HK、行きたいけど通るかどうか。
9月のと申し込みが同時なのが厄介だ。9月のは掲載の可能性があるので他よりもしっかりやる必要がある。
6月のも内輪のに載せられるといいが。
書く必要がないと書けないことははっきりしたので、自分で必要をつくるしかない。

書かなくてもいいのではないかということは頭の片隅に置いておくにしても。


最近はレヴィナスがおもしろい。おもしろいというか、沁みる。
東への思いも込めて読んでいる。

いずれにしても5月の書類をしっかり仕上げることが前半の最大の課題だ。
フランス語を読まねば。
11月読んだ本
今月は国内デビューライヴがあったので読書はあまりしなかった。
作曲とリハーサルをそれぞれしっかりやらないといけないという認識、意外とみんな共有していないのではないか。
書いて印刷したらおしまいではない。
書いたことをわかりやすく魅力的に提示するところまでが仕事である。
もっと言えば懇親会で感想をもらいながら名前を覚えてもらって次の仕事につなげるところまでが仕事である。
コネの世界であることの是非はあれ。

津田さんの本はかなりよい。理念一点張りではなく、きちんと実例に基づいて、論点をはっきりさせながら書いている。
新書であれば論点は一つでよい。言いたいことがひとつだけ伝わればよい。書き手の側からは。
論文もそうだろう。
いろいろ勉強したということを報告するものではないのだ。
自分の書いたものに責任をもつことを、11月に初めて考えたような気がする。


ウェブで政治を動かす! (朝日新書)ウェブで政治を動かす! (朝日新書)
読了日:11月28日 著者:津田大介
草枕 (岩波文庫)草枕 (岩波文庫)
読了日:11月28日 著者:夏目 漱石
物語 哲学の歴史 - 自分と世界を考えるために (中公新書)物語 哲学の歴史 - 自分と世界を考えるために (中公新書)
読了日:11月27日 著者:伊藤 邦武
ヨーロッパ精神史入門――カロリング・ルネサンスの残光 (岩波人文書セレクション)ヨーロッパ精神史入門――カロリング・ルネサンスの残光 (岩波人文書セレクション)
読了日:11月21日 著者:坂部 恵
子供の哲学 産まれるものとしての身体 (講談社選書メチエ)子供の哲学 産まれるものとしての身体 (講談社選書メチエ)
読了日:11月20日 著者:檜垣 立哉
つながりの作法―同じでもなく 違うでもなく (生活人新書 335)つながりの作法―同じでもなく 違うでもなく (生活人新書 335)
読了日:11月4日 著者:綾屋 紗月,熊谷 晋一郎
ヒーローを待っていても世界は変わらないヒーローを待っていても世界は変わらない
読了日:11月3日 著者:湯浅 誠
アダムとイヴ - 語り継がれる「中心の神話」 (中公新書)アダムとイヴ - 語り継がれる「中心の神話」 (中公新書)
読了日:11月3日 著者:岡田 温司
動物的/人間的 1.社会の起原 (現代社会学ライブラリー1)動物的/人間的 1.社会の起原 (現代社会学ライブラリー1)
読了日:11月1日 著者:大澤 真幸

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

10月読んだ本
本を読んでいる場合ではなかった。いまも。
あと少しふんばって、終わったら11月は当事者研究とりんりがくの勉強をしながら仏語の二次文献をさらう作業をしよう。


読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2343ページ
ナイス数:1ナイス

ひとはなぜ服を着るのか (ちくま文庫)ひとはなぜ服を着るのか (ちくま文庫)
読了日:10月31日 著者:鷲田 清一
驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)
読了日:10月28日 著者:六車 由実
精神分析の名著 - フロイトから土居健郎まで (中公新書)精神分析の名著 - フロイトから土居健郎まで (中公新書)
読了日:10月21日 著者:
夏目漱石を読む (ちくま文庫)夏目漱石を読む (ちくま文庫)
読了日:10月12日 著者:吉本 隆明
メルロ=ポンティあるいは哲学の身体メルロ=ポンティあるいは哲学の身体
読了日:10月10日 著者:ベルナール スィシェル
王国〈その4〉アナザー・ワールド王国〈その4〉アナザー・ワールド
読了日:10月10日 著者:よしもと ばなな
もしもし下北沢 (幻冬舎文庫)もしもし下北沢 (幻冬舎文庫)
読了日:10月4日 著者:よしもと ばなな
メルロ=ポンティと病理の現象学メルロ=ポンティと病理の現象学
読了日:10月3日 著者:澤田 哲生

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。